アイケア製品大手の日本アルコンは21日、カラーコンタクトレンズの新商品を2月1日に発売すると東京都内で発表した。瞳を美しく、個性的に見せるだけでなく、優れた安全性や快適性を備えた、2週間交換タイプの2種類。女性誌などで活躍するメーキャップアーティストの千吉良恵子さんによる「魅せる瞳のメーキャップ方法」も披露された。
アルコンによると、カラーレンズの市場は現在、第三の波を迎えているという。最初のブームは1990年代。瞳の色を変える「カラーレンズ」が流行し、ファッションアイテムとして定着した。瞳を大きく見せる「サークルレンズ」が多く出回り始めたのは2000年ごろ。同社が利用者を対象に行った調査によると、今やアイメイクで欠かせないアイテムになっているという。そして今回。「快適」「ナシュラル」が追求され、安全性も確保された「コスメティックレンズ」が新たな波として登場した。
美しい表情や活気ある目力を生み出す一方、健康被害も引き起こしているカラーレンズ。インターネットや通販で購入でき、医師の検診を受けることなく入手できる。品質の伴わない商品も流通し、レンズの色落ちや低い酸素透過性に起因した眼障害が多く発生。同社利用者のアンケートによると、安心・安全は商品を選ぶ際の重要な項目となっているという。
今回発表された商品は、瞳を自然に大きく際立たせる「エアオプティクス ブライト」の2色と瞳に変化と個性を与える「エアオプティクス カラーズ」の3色。輪郭を強調する「アウターリング」、瞳の色になじむ「プライマリーカラー」、輝きと深みを加える「インナーリング」の3層が重ねられ、立体感のある自然な瞳を実現している。
安全面も充実。「シリコーンハイドロゲル」素材の採用により、裸眼時の98%という高い酸素透過性が確保され、また、色素部分は同素材に挟まれ、直接目に触れることがない。
この日、オフィスをイメージした「アイコーデ」の実践も行われた。アイコーデとは、TPOに合わせて瞳もコーディネートするメーク方法。「エアオプティクス ブライト」のブラウン色を装着したモデルのENYAさんがステージに登場し、千吉良さんの華麗なテクニックがスタート。瞳を中心にメーキャップを施し、さりげなく際立つキャリアウーマンの表情に変貌を遂げた。
日本アルコンのジム・マーフィー社長は、「眼科医から良いレンズを出したと支援の声をいただき、売れ行きに高い期待を持っている」と自信を示した。
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