2022年6月20日(月)、新宿武蔵野館にて、映画『こちらあみ子』完成披露上映会舞台挨拶が行われ、大沢一菜(主人公・あみ子役)、井浦新(父・哲郎役)、尾野真千子(母・さゆり役)、森井勇佑監督が登壇。
本作は「むらさきのスカートの女」で第161回芥川賞を受賞した今村夏子のデビュー作で、第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞をW受賞した「こちらあみ子」を実写映画化。
主人公は、広島に暮らす小学5年生のあみ子。少し風変わりだが純粋なあみ子の行動が、家族や同級生など周囲の人たちを否応なく変えていく過程を、少女の無垢な視線で鮮やかに描き出す。
実写映画化となった本作で、主人公のあみ子を演じるのは、応募総数330名のオーディションの中から見いだされた新星・大沢一菜(おおさわ・かな)。圧倒的な存在感で“あみ子の見ている世界”を体現していく。
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映画『こちらあみ子』
【たのしいこともさびしいことも――ひとりの少女が教えてくれる、私たちが“かつて見ていたはずの世界”】
主人公は、広島に暮らす小学5年生のあみ子。少し風変わりな彼女のあまりに純粋な行動が、家族や同級生など周囲の人たちを否応なく変えていく過程を鮮やかに描き出す『こちらあみ子』。
原作は「むらさきのスカートの女」で第 161 回芥川賞を受賞した今村夏子が、2010年に発表した処女作「あたらしい娘」(のちに「こちらあみ子」に改題)。本作で太宰治賞、三島由紀夫賞を W 受賞して以降、新作を発表するたびに現代文学ファンの間で大きな話題を呼んでいる。あみ子を演じるのは、応募総数 330 名のオーディションの中から見いだされた新星・大沢一菜。演技未経験ながら圧倒的な存在感で“あみ子の見ている世界”を体現し、現場の自由な空気の中でキャラクターをつかんでいった。両親役には、日本を代表する俳優である井浦 新と尾野真千子。
監督は、大森立嗣監督をはじめ、日本映画界を牽引する監督たちの現場で助監督を務めてきた森井勇佑。原作と出会って以来、映画化を熱望してきた監督が、原作にはないオリジナルシーンやポップでグラフィカルな映像描写で新たな風を吹き込み、念願の監督デビュー を果たす。
そして、繊細な歌声とやわらかなクラシックギターの音色で聴く者を魅了し続け、国内だけでなく海外からも人気を集める音楽家、青葉市子が音楽を手がける。
大沢一菜 井浦新 尾野真千子
監督・脚本:森井勇佑
原作:今村夏子(ちくま文庫)
音楽:青葉市子
7月8日(金)新宿武蔵野館ほか全国順次公開
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